6月16日、月曜日。梅雨の真っ只中。合間の晴れの日のことでした。渓流へ釣りに行こうと考えていたのですが、あいにく雨の影響で川は増水傾向にあり、ちょっと危ないかなっと判断。じゃあ、どこかにツーリングにでも行ってみようかな、と思い長谷寺へ紫陽花を見に行くことにしました。
長谷寺の紫陽花を見に行こう
長谷寺は奈良県桜井市に位置するお寺で、観光スポットとしても非常に有名な場所ですね。『花の御寺』とも呼ばれており、その名の通り四季折々の花々が境内を色鮮やかに彩り、有名な『登廊(のぼりろう)』は長谷寺のシンボルとなっています。
長谷寺の公式HPはこちらからどうぞ(年中行事とかも確認できます)
長谷寺の中でも有名な花は、春は桜や牡丹で、夏は紫陽花や沙羅の花、秋は紅葉や菊、冬になると寒牡丹や梅などなど……本当にいろんな花が咲いているみたいですね。
今回訪れたのが6月ということでちょうど紫陽花の時期。特に嵐の坂に300鉢の紫陽花を並べる「あじさい回廊」が有名らしく、ものすごく映えるスポットになっているみたいですね。
そんなわけで、一回のんびり散歩がてら長谷寺散策をしてみようということで、長谷寺ツーリングを敢行したというわけです。
長谷寺までのツーリングルート
長谷寺までのルートは、大阪から奈良へ入り、一直線に長谷寺まで向かうルートを取りました。国道25号線から国道165号線に入り、県道105号線(中和幹線)をひたすらまっすぐ走り、桜井市から再び合流する国道165号線を走るルートとなります。
25号線から中和幹線に入るまでの国道165号線は若干山道のようなルートですが、大阪と奈良を結ぶ道なだけあって交通量が多く、特に朝夕は混雑しやすい道ですね。中和幹線に入ると、ほぼ市街地を抜ける道となっているので、ツーリングとしての景観はやや物足りないかもしれません。再び165号線に入ると緑が増えてくるので、そのへんは少し楽しめるかな……と思います。
どっちかっていうと、長谷寺散策のほうがメインになるルートですね。ただ、市街地を走るだけあってコンビニやガソリンスタンドもそこらに点在しているので休憩や給油は気に掛ける必要はないかもしれませんね。
いざ長谷寺へ
上記のルートで長谷寺まで向かいますが、ハンターカブのガソリンがメーターの半分になっていたので、まずは国道25号線付近のガソリンスタンドで給油。

中和幹線の途中でコンビニ休憩を挟みつつ、のんびりと長谷寺へと向かっていきます。
165号線に合流し、初瀬付近で思わぬ事態に巻き込まれることに……
平日なのに……
長谷寺近くまで来ると、それまで順調だった道は突然混雑……超渋滞に巻き込まれました。平日であるにも関わらず、観光客で賑わってたんですよね。「これが紫陽花の力か……」とひとりアホみたいなことを考えてました(笑)。当然車も多くなり、長谷寺近辺の道は狭く、対向もギリギリの場所があったりするので、それでどうやら混雑していたみたいです。
バイクなんだからすり抜ければいいかもしれませんが、個人的には緊急時以外はなるべくすり抜け運転はしないようにしています。下手に車にぶつけてトラブルに発展するのも避けたいので……なので、仁王立ちしつつ、動き出すのを待ってました(笑)
地元郵政カブが慣れた感じですり抜けていくのを横目で見ながら、15分くらいでようやくスムーズに流れ出しました。
で、適当な駐車場に入り、おばちゃんに誘導されつつハンターカブを停車しました。

駐車料金はバイクで300円で、建物の影になるところに駐車。影になってるから帰りにシートが熱くならないのはいい駐車場でしたね。200円で停められるとこもあったみたいですが、どこでも良かったので目についたところに入りました(笑)
長谷寺散策へ
長谷寺までの道はやっぱり人が多かったですね。さすがは観光地で紫陽花シーズンなだけはある。道中にお土産屋やお店が立ち並んでて見ていて飽きないですが、そのへんは帰りにということでまっすぐ長谷寺の方へと進みました。
受付にて入山料500円を支払い、案内パンフレットを受け取って例の登廊へ。

すでに渋滞に巻き込まれて汗だくになっているうえに、399段は流石にきつかった。途中でベンチが設置されているところもあるので、ちょいちょい休憩を挟みつつゆっくりと登っていきます。
やがて、人が並んでいるのか、一塊になって動こうとしない列を見かけて、横を通り抜けて登っていくと、その先がどうやら『あじさい回廊』の嵐の坂だったみたいです。
で、並んでいる人たちはおそらくそこで写真を撮ろうとしている人たちでした。ざっと数えて5〜60人くらいは並んでたんじゃないでしょうかね……(たぶん)
この列に加わって写真撮影をするのは時間がもったいないと思い、道すがらにも紫陽花は地植えで咲いているので、そちらを楽しむことにし、先を進んでいきました。
ようやく本堂の手前までたどり着き、ベンチに座って休んでいると、隣に座っていたオジサマが自分の履いているコミネのライディングシューズをみて、話しかけてくれました。どうやらライダーだったけど、今はもうバイクを手放してしまったみたいで、カブに興味を持っているみたいでした。

まさか長谷寺でバイク談義するとは思っていなかったけど、しばしの歓談で楽しい時間を過ごしたあと、本堂を周り、紫陽花を探しながら境内を散策していきます。

今回散策したルートは本堂から外周のルートを取っていきました。単純に人が少ない方へ向かっていった結果デス(笑)本堂から見える五重塔を目印にして、納骨堂などのあからさまに人が寄らないであろう部分を歩いていきます。
地植えの紫陽花もけっこう楽しめる
あじさい回廊は人が多すぎて断念しましたが、歩いていくと結構地植えの紫陽花が植えられているので、散歩感覚でも十分に紫陽花を見て楽しむことができました。





結果的に人の少ないところを通っていたので、ゆっくりとした時間の中で紫陽花を見て癒やされながら散策できたと思っています。
紫陽花以外にもこういった風景を眺めたり……





長谷寺の散策は時間にして1時間くらいですかね。ゆっくり歩きながら見ていたんですが、意外と時間が経ってました。長谷寺全体を散策するならもっと時間がかかるんじゃないでしょうかね?
一周したところでお腹も空いてきたので、境内を出て参道でお昼を取ることに……

奈良で冷やしそうめんを初めて食べたんですが、こんな感じで冷たいお出汁にそうめんを入れてる感じなんですね……ひやしにゅうめんというかなんというか……もちろんおいしかったですよ〜。

お腹も満たしたことで、とりあえず十分長谷寺は堪能できたのでそろそろ帰ろうかな……と思っていたところ『道中の中和幹線をもう一度通るルートでいいのか……?』ともうひとりの自分が囁いたような気がしました(笑)
帰りはトコトコツーリングに変更!
なので帰りは宇陀、吉野方面まで下り、そこからまた大阪方面へと戻るツーリングルートに急遽変更。
どうせなら道の駅でも寄り道していこう!って気軽に思いつきで行動できるのがソロツーリングの良きところ。早速165号線を名張方面へと向けて走り、南に降りる国道370号線ルートでツーリングを開始!
国道370号線は割と走りやすい道で、長谷寺付近の渋滞にハマった鬱憤を吹き飛ばしてくれました(笑)



Amazonでも販売してるみたいですね。プレゼントとかに喜ばれるみたいです。

※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。お酒は20歳なってから楽しみましょうね。飲み過ぎにも注意を。また飲酒運転も危険ですので、絶対にやめましょう。
道の駅宇陀路大宇陀にていくつかお土産を購入し、ソフトクリームで火照った体を冷やしたあと、吉野方面へ下っていきます。
吉野川の川沿いを走るルートは、津風呂湖へ向かうときに何度も走りましたが、ここは何度走っても気持ちのいい道だと思います。景色もいいので、車で走るよりバイクで走ったほうが爽快感がある、っていえば伝わるでしょうか?バイク乗りの人なら、たぶんわかってくれるはず(笑)
吉野を抜けて御所まで入ると、そこから京奈和自動車道のパーキングエリアにある道の駅御所の郷(一般道からも入れる)や、道の駅ふたかみパーク當麻で小休止を挟みつつ帰路につきました。

ツーリングまとめ
というわけでこんな感じで長谷寺へ紫陽花を見に行くツーリングを楽しんでました(笑)普段とは違った内容の記事でしたが、釣り以外にも状況やタイミングを見計らってハンターカブでツーリングを楽しんでたりしています。温泉なんかにいったり……とかしてます。
あじさい回廊は人が多すぎて断念しましたが、地植えの紫陽花でも全然見て楽しむことができるので、一度長谷寺の方へ足を運んでみるのはどうでしょう?