【渓流FF】やっぱり夏は厳しい?7月野迫川村・川原樋川FF【真夏の渓流と夏アマゴ】

フライフィッシング
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真夏の渓流釣りは「一里一匹」という言葉があるように、一里釣り歩いても一匹しか釣れないほど、水温上昇による低活性のために特に難しいと言われています。

それでも、「真夏の渓流で涼しみながらアマゴを釣りたい」という気持ちは鳴りを潜めること知らず、夏の渓流へと足を向けさせました。

ということで、今回は7月の中旬に野迫川村にある川原樋川でフライフィッシングとしゃれこむことに……

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大股エリアから入渓

とりあえず実績のあるポイントから様子を見ていこうと思い、大股養魚場方面へ。

が、平日にも関わらず、やはり先行者の車が数台駐車されていました。

釣り上がるルートは養魚場方面の支流、もしくは川原樋川本流となりますが、とりあえず大股養魚場方面へ向かってみます。

大股養魚場方面の支流の画像
橋の向こう側が大股養魚場方面の支流。

大股の支流に橋が掛かってるんですが、その橋の下には何匹かのアマゴが群れていましたね。

魚影を確認できたのが至近距離だったのですが、アマゴ達は走らずにその周辺をうろうろ。

#14ピーコックパラシュートの画像
夏のパターンは安定と信頼のピーコックパラシュート。去年9月北今西あまご放流釣り場でも活躍しました。

最初に結んだフライはピーコックパラシュート#14。

ダメ元で投げてみますが、反応することなく……そもそもライズも無いうえに至近距離なので、厳しいと思い、そのまま後にして遡上していきます。

川の水に足を踏み入れると、ひんやりして気持ちよかったですね。

遡上してすぐの瀬で、フライを流してみると、水面に出てはくれたのですが、掛かりきらず……川上の方を確認すると、餌釣りの方が2名ほどいたので、すぐに引き返すことに……

川原樋川本流を釣り上がっていく

川原樋川本流上流側の画像
左手が支流、奥が川原樋川本流の上流側。

引き返して、川原樋川本流を釣り上がっていきます。先行者に追いついてしまえば、また引き返して別のポイントへ向かうことになりますので、祈りながら遡上を開始します。

フォームオーバーボディの#14エルクヘアカディスの画像
通常のエルクヘアカディスにオーバーボディでストレッチフォームを追加したフライ。沈みにくくてよき。フロータントももちろん使用。

本流は早瀬が多く、流れも強いので、沈みにくいフライをチョイス。#14、オーバーボディにフォームを使用したエルクヘアカディス。

その日の釣果があった流れの写真
今日のアマゴポイントを横から撮影。

釣り上がってすぐの最初の早瀬から小アマゴがフライに飛び出してきました。

小アマゴの画像
小さくても綺麗な魚体で可愛らしい小アマゴ。

定石通り、下流側からアップクロスにキャストし、ドラッグがかからないように注意しながらナチュラルドリフトで流れにフライを乗せていくと、水飛沫をあげるようなアタリではなく、スっとフライが水面に沈むような静かなアタリで、水面下にフライが沈み込んだような感じでした。

4寸ほどの可愛らしいパーマークがくっきりとした魚体ですね。

さらに同じ場所で流していくと、今度は同じアタリのパターンで6寸弱の立派なアマゴも顔を見せてくれました。

このサイズでも下流側に流れに乗って走っていくと、思いのほかよく引き、重さもありでびっくりしまたしね(笑)

アマゴの画像
さっきの小アマゴと比べると精悍な顔つきしてますよね。

手早く撮影して、すぐにリリース。

幸先よく、2匹のアマゴと出会うことが出来、内心でガッツポーズ。……が、その後、ポイントを叩きつつ2時間ほど遡行していくも反応は得られず……所々にある淵にも、アマゴらしい魚影はありません。

ふと、気になって影になってる部分の水温を測ってみると、21度。先程の大股の支流より、ぬるい温度でした。

流石にこの温度では厳しいか……と思いましたが、いちおう釣果を上げられているので、いけるところまで遡上していくことに。

川原樋川の写真
夏の渓流、川原樋川の風景。こんな場所で釣りができるなんて贅沢な気がします。
カラスアゲハの写真
今日の生き物。手のひらサイズのカラスアゲハ。

途中に景色の良さそうな感じの風景やカラスアゲハがいたので、それらを写真に収めたり、ひぐらしの鳴き声が聞こえてきたので、ひぐらしに耳を済ませながら、ゆっくりと川を遡っていきました。

最後に大きな淵に行き当たり、自分の履いているヒップウェーダーではこれ以上進めないと判断。

ちょうど乗れそうな岩場があったので、上に乗って淵を見下ろしてみると、そこには何匹かのアマゴが悠々と泳いでいる姿がありました。

そのまま岩場の上からフライを投げてみましたが反応する様子もなく、しょうがないので引き返すことに。

再び、大股養魚場方面へ

戻ってくると、先行者の車はほとんど撤収済みで、これなら支流に入れるんじゃなかろうか?と思い支流を再度、釣り上がります。

すると餌釣り師が退渓するところにすれ違い、意気揚々と先を行こうとしましたが、天候が怪しくなりはじめ、遠くから雷の音が……

聞こえた感じ、距離はまだ遠くあったものの、雨雲レーダーを確認すると1時間後くらいには雨が降り出す予報に変わっていました。

撤収

ハンターカブと川原樋川の写真

流石に雷と雨の予報もあり、致し方なく撤収することに……

釣果は2匹だったものの、真夏にアマゴを釣ることが出来ただけでも収穫だと考えて帰宅準備。

帰りはなんとか雨に打たれることなく無事に家に帰ることが出来ました。

気になったこと

本流の川原樋川の温度より、支流の水の方がやけに冷たかったのは、恐らく養魚場から流れ出る水が原因だったのではないでしょうか?

養魚場は魚の生育に適した水温で管理しているはずなので、その水が流れ落ちる場所周辺は、自然とアマゴにとって好環境な状態に維持されているものと思います

そのため、支流の橋の下にアマゴが何匹もいたことに納得できるでしょう。

養魚場より上の川の温度は調べる前に撤退したので、次の機会があれば調べようと思いますが、恐らく適水温は流入してるエリアより下流側だけかと考えています。

夏場の有望なポイントになる場所なので、先行争いは必須だと思いますが(笑)

TACKLE DATA
・ロッド:jointer newgeneration 6623
・リール:echo base #2/3
・フライライン:maxcatch WF3F
・リーダー:ノッテッドリーダー 9ft5x
・ティペット:6x

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