フライフィッシングをやり始めた話

雑談・コラム
アマゴ
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ご無沙汰しております。

さて今回は、最近集中して体得しようとしている釣りのジャンルがあります。タイトルに書いてある通り『フライフィッシング』。

去年の11月頃からこそこそと少しずつ準備しつつ、隙を見ては練習と称して管理釣り場(お金を払って釣りができる釣り堀、初心者でも釣りやすい)に足を運んでたり、フライフィッシングに関する書籍やネット情報、動画を漁っていたり。

今年に入ってからは実際に渓流(といっても里川といって人里に隣接した川)に挑戦したり、フライ(毛鉤)を自作する道具なんかも購入したりと、色々奔走している状況です。

このページはフライフィッシングを始めたよーという話でどちらかといえば雑談みたいな感じです。

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そもそもフライフィッシングってどんな釣り?

簡単に言っちゃえば、西洋の毛鉤釣りですね。日本でも毛鉤を使った釣りのテンカラ釣りという昔ながらの釣り方がありますが、テンカラは3m前後の延竿で行うシンプルな毛鉤釣りです。

それに対してフライフィッシングは専用のフライラインと呼ばれる重量のあるラインをムチのように振って軽い毛鉤をキャスティングする釣り。

タックルも割と複雑で面倒、とっつきづらいこともあり日本ではマイナーなジャンルとなっています。

フライフィッシングの対象魚は主にトラウト類(ニジマス・ヤマメ・アマゴ・イワナ等)。他にもブラックバスやブルーギル、コイ、オイカワなどの淡水魚が中心です。

海水魚もフライで狙う事ができ、アジ、カマス、チヌ等がソルトウォーターフライの対象魚となっているようです。

なぜフライフィッシングを始めようと思ったのか

これは昔からやってみたかったジャンルだったから、というのが最大の理由です。

小さい頃は釣具屋にフライフィッシングの道具が普通においてあったんですよ。最近ではフライフィッシングの道具を置いてある釣具量販店はどんどん減ってきているんですけどね。

で、子供の頃に眺めていただけだったんですが、当時はどんな釣りなのかもまったく想像していませんでした(笑)

ただただ道具が格好良く見え、その道具を使った釣りをやってみたいな、と思っていました。

今ではフライ用品を扱う釣具屋自体は減ってきているものの、専門店はちょっとずつ増えてたりしますし、インターネットで購入することだってできちゃう時代。フライフィッシングの情報や知識もネットや書籍でも充分なくらい調べられるようにはなっています。

とはいえメジャーなジャンルの釣りと比べると、いろいろと入門しづらい釣りであることは間違いないと思います。

もうひとつ理由があるとすれば、淡水での釣りを学んで釣りの技術の引き出しを増やしたい、というのも理由の一つ。

もともと海での釣りばかりやっていたので、淡水での釣りの知識や経験はほぼほぼ皆無。

せいぜいあるとすれば子供の頃に近所の川でコイやフナを釣ったり、ここ数年でやり始めたワカサギ釣りくらいなもの。渓流での釣りには手を出していませんでした。

で、どうせ始めるなら普段とはまったく違う釣りのジャンルで渓流の釣りを始めてみよう。そう思ったからこそのフライフィッシングなのです。

入門しづらい『フライフィッシング』

上でも入門しづらいと書いているのですが、その理由はいくつかあります。

その1 道具を揃える

まず先にも書いた通り、道具を揃えるのが難しい点。

これは最近では特にECサイト(amazonや楽天)やインターネット販売(フライ専門店実店舗のオンラインショップ)などでその敷居は確実に下がってきていると思います(自分が簡単に始められたので)。けれども、他の釣りのジャンルに比べると圧倒的にアイテム数は少なく、一回在庫がなくなるとしばらく補充されなかったり、もうそれで販売終了となるパターンは容易に想像できるくらいです。

実店舗で実際に見て購入したいと思うと、フライ用品を置いてある釣具量販店なんかはほぼほぼ無いし、あったとしてもコーナーの一角だけというのが当たり前。

専門店は探せばあると思いますが、若干入りづらいイメージがあったりします(僕個人の偏見)。

でも、専門店でオーナーの方と相談しながら道具を揃えていくのが一番確実で正確な方法だと思います。アイテム数も在庫も圧倒的に多いでしょうから。対象魚、主な釣り場を伝えれば、ベストな選択肢を持ってきてくれると思います。

値段の方はピンキリ。高いものはとことん高いけれど、入門用ならセットでも2~3万円あれば充分揃えられるでしょう。

あ、僕はコミュ障なので主にネット販売を利用しています(笑)

その2 情報や知識を集める

こちらも先に書いた通りで、今の時代は実に簡単に情報を得ることができます。

ネットで情報を集めることはもちろん、書籍でも得ることは可能です。ただ、気をつけなければいけないのは、ネットの情報はすべて鵜呑みにするわけにはいかない、ということ。

これはどんなジャンルの情報でもそうですが、ネット上に転がっている情報は真偽入り混じっていることが周知の事実ですね。

なので、確実に正確な情報を得たいなら先に書籍を漁ることをおすすめします。書店で購入してもいいですし、電子書籍もアリです。あと、図書館でも数冊おいてあったりするのでこちらも活用するといいかもしれません

その3 技術面

はい、これが一番の鬼門です。特に他の釣りの経験がある人にとっては……

特に難しいとされている部分がキャスティングです。フライフィッシングと聞いてイメージするのはロッドを前後に振ってラインをブンブンしている、フライフィッシングの象徴的なイメージのアレです。

他の釣りはだいたい遠心力や反発力でキャスティングしているのに対して、フライフィッシングのキャスティングは鞭と同じような原理です。詳しくは省きますが、まったくキャスティングの原理が異なり、頭の中ではわかっていてもなかなかうまくいかない、というか最初は失敗しまくってフライを飛ばすことすらできません。もつれたラインの処理に時間を費やすことのほうが多かったです(実体験)。

逆に経験のない人は意外とすんなり覚えられたりするそうですが、どうなんでしょうね。

このため、ここで挫折する人も多いとか(しらんけど)。確実に上手くなる方法はフライ経験者の人に教えてもらいながら練習する方法ですね。

一人で独学で練習するよりも、ちゃんとした講師の方に教えてもらったほうが何倍も早く、きれいなループを作れるキャスティングを覚えることができると思います。

独学でも一応、練習に練習を重ねれば体得することはできると思いますが、変なクセがついちゃったりしても誰も教えてくれないので、覚えても上達は非常に遅くなるかもしれません。

ちなみに僕の場合は後者の方法でやっとります。未だにキャスティングはヘタクソです(笑)

あと練習するにしても場所の問題もあります。

実際に釣り場に立って練習するのもありかもしれませんが、いきなり自然の渓流に立つのは無謀だと思います。なので、例えば人気のいない河川敷や馬鹿でかい公園(芝生があるところ)で針の代わりに毛糸をつけて練習とか、お金はかかりますが管理釣り場で練習するのも一応アリです。

ただ管理釣り場はキャスティング一点に集中して練習するよりも魚を釣る方に意識がいっちゃって、キャスティング練習がおろそかになりがち。管理釣り場で魚はいらねぇ!投げるだけでいいんだ!って気持ちにはなれないでしょ(笑)

フッキング、ファイトの練習はできますが、そんなもんはあとでも大丈夫、まずは投げれるようになることですね。

その4 遊漁券

道具にお金がかかることは当然ですが、渓流や湖で釣りをする場合、そこが内水面の漁協の管轄内であれば遊漁券を購入しなければいけません。

海でしか釣りをしなかった場合、意外と知らない人がいてたりするコレ。内水面では漁協が管轄する川や湖に魚を放流しており、それを釣らせてもらうので遊漁するための権利を買うわけですね。漁協の管轄外ではいらないらしいですけど、日本の渓流はだいたい漁協が管轄してます。僕は漁協が絡んでない渓は知りませんので(笑)せいぜい近所の川とかくらい……

この値段もピンキリで年券で五千円〜、一日券で二、三千円〜とかが多いですね。年間で複数回釣りに行く場合は年券を買っておけば釣りに行くほどお得かと思います。

どっちかっていうと管理釣り場に行くほうがお金はかかりますよ……(高確率で魚は釣れるけど

で、実際に始めてみて感想

今までの釣りとはまったく異質のフライフィッシングをやってみて感じたことといえば、まず新鮮な気持ちを味わえることかな。あと難しいといわれる釣りをやっている中で釣果を得られると達成感があるし、普通に嬉しい。

ただこの辺の気持ちはフライフィッシングをやっていくなかでどんどん薄れていってしまうかもしれないけど。初心忘れるべからず、っていってもぶっちゃけ人間なんていつかは曖昧な感じでしか覚えていないことのほうが多いですから。でも『できるだけ』この気持ちは覚えておきたいなと思ってます。

他にもなんですけど、これは海では感じられなかったことなんですが。

人も少ないし、渓流って山の中で涼しいし、流れる水が気持ちいいし、自然がめっちゃ多いし、

全部が全部気持ちいいんDA!

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