※2023年3月より忠岡高場テラスは閉鎖されました。
先日仕事終わりの深夜に岸和田の忠岡へ短時間釣行。桜の花も散り始め、釣り場もすっかり春の雰囲気に包まれてきました。今回はマズメ時を外した時間帯での短時間釣行でしたが、結果の方はというと……
流れは緩やかで海面はベタ凪
今回の釣り場は忠岡でも太刀魚のシーズンには賑わいを見せる場所で、秋頃の土日にはかなりの釣り人が竿を出すエリア。
またこの釣り場は足場が高く、大物を揚げる際は長尺のランディングネットが絶対に必須な場所。ただ、今回は大物狙いはしませんので、ネットは持ってきませんでした。ライトゲームでも不意に大物がかかる場合もあるので、あったほうが安心できますが……
現場に到着したのは午前1時。日曜日ですが、この時期はあまり人はおらず、駐車エリアには両手で数えられるくらいの車しか止まっておりません。
早速タックルを持ってフィールドへ。当日の潮は小潮となっており、歩道から見える海面は穏やか。
使用タックル
今回は試験的にベイトフィネスでフロートを楽しんでみようと思い、タックルセッティングはこんな感じ。
ロッド:アブガルシア ソルティースタイルベイトフィネスカスタム792L
リール:アブガルシア REVO ALC-BF7
ライン:DUEL ARMOREDF+ PRO 0.6号
リーダー:クレハ シーガーグランドマックス 2号
フロート:マリア メバトロボール S6.8g、F5.2g
ジグヘッド:ティクト メバスタ! 1g
ワーム:ジャッカル ペケリング2.5″、エコギア メバル職人 ストローテールグラブ
フロートはマリアのメバトロボールを使い、ヨリモドシから先は更にフロロの1号を40cmほど接続。ジグヘッドはティクトのメバスタ!1gを使用。
アンダー1gを投げるのがなかなか難しいベイトフィネスでもフロート有りならなんとか投げられます。
しかしキャスト時はフロートに空気抵抗が掛かり、否応なしにスプールの放出量の方が上回りますので、うまくサミングでブレーキをしてやらないと、ラインが浮いてくるので注意が必要。
飛距離はスピニングの方が確実に軍配が上がります。特にオープンウォーターならキャストコントロールもさほど重要視されるものでは無いので、飛ばしたいならスピニング一択でしょう。
それでもベイトを使う理由っていうのは、やっぱりなんだかんだで使うだけで楽しいからだと思っています。本人が楽しければそれでいいのです……(笑)
とりあえず投げて状況の把握から……
あわよくばアジからの反応が得られないだろうかと思いも込めてキャスト。手元に得られる潮の流れもやはり緩やかで海面の見た目通り。
去年の秋、同じ場所でアジを釣っており、ここ最近泉大津方面でもアジの釣果が上がっていたので密かに期待していたのですが、予想通りアジの反応はありません。
時折水面でボラの跳ねる音と混じって小さな捕食音が聞こえてきたので、フロートをSからFに切り替えて表層付近を探ってみます。
キャスト後、ピックアップ寸前のストップでヒット!
スローリトリーブでゆっくり巻いていきますが、アタリがあったのはピックアップ寸前でした。コツっといった小さなアタリでしたが、フッキングがうまいこと決まってくれたのでバラすことなくランディング。
15cmほどの小さめのメバル。大阪湾ではだいたい15~20cmくらいがアベレージサイズとしてよく釣れます。
足元に落とし込み、そのまま歩いてみる
ピックアップ寸前でバイトしてきたということで、メバルは壁際に居着いていると考え、テクトロをやってみることに。
テクトロは岸壁にルアーを投入し、巻かずに岸に沿ってテクテクと歩いて一定のスピードで一定の層を狙う釣り方で、ナイトシーバスとかでもよく使われ、小難しいテクニックを必要としない簡単な釣法です。周囲に他の釣り人がいない状況でやりましょうね。
この釣り場の足元はフラットな岸壁ではなく、ある一定の間隔でスリットが入ってます。そこにメバルが潜んでいると思ったんですね。
早速ルアーを壁際の水面まで落とし込み、ラインをある程度出したあと、テクテクしていきます。
歩く速度はスローリトリーブくらい、大体2秒くらいでハンドル一回転くらいのスピードをイメージ。どちらかというと忍び足みたいな感じですかね。歩幅は20~30cmくらいでそろりそろりと。
テクトロ中ひったくるような明確なバイト
歩く速さもマッチしていたみたいで、ひったくるくらいに明確なバイトが出ました。フッキングは向こう合わせで掛かっており、特にこちらからは合わせていませんでした。
上がってきたのは、まあまあサイズの20cmジャストくらい。
良型こそ上がらないものの、どうやらこの釣り方が正解のようでその後も同じ釣り方で同サイズを3匹追加。あとはレンジダウンをしていれば、もう少し釣果を伸ばすことができたかもしれませんが、時間切れで納竿としました。
深夜帯でそこまで活性が高くなくとも、こうやって相手をしてくれるメバルに癒やされますね。
まとめ
今回は深夜の短時間釣行ということもあり、数こそあがらなかったものの、テクトロ釣法でお手軽にアベレージサイズのメバルと遊ぶことができました。
大阪湾のメバルのシーズンはおおよそ梅雨入りまで続きますので、まだまだ楽しめそうです。
時節柄、感染症対策はもちろんのこと、身の安全のためライフジャケットはしっかりして釣りにいきましょうね。